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太古の歴史と神秘に触れる アンコール・ワット5日間
タ・プローム寺院
アンコール・トムの勝利の門(東側)から5分程のところに位置しています。
創建はジャヤヴァルマン7世
タ・プローム寺院はこのガジュマルが食い込んでいる姿から有名なのではないでしょうか。
バイヨン様式と呼ばれるアコール・トムのバイヨンと同じ造りで
塔堂の4つある面にそれぞれ観世音菩薩を模した顔があり中央塔に仏像が祀られている様式の事を言います。
バイヨンが先かタ・プロームが先か(おっと)
建設当時は仏教寺院でしたが、のちにヒンドゥーに改宗されています。
タ・プロームの寺域から1882年に発見された石柱碑文に
「王がこの寺院に本尊としてジャヤヴァルマン7世の母親を表した般若波羅密多菩薩像を安置したこと」が記されています。
ジャヤバルマン7世が母堂のために建立した菩提寺です。
般若波羅密多菩薩、これもまたサンスクリット語からの音写なので漢字に意味を持たせてはいないです。
プラージュニャーパーラミターボーディサットヴァです。
最高の智慧を完成させる(般若波羅密多)菩薩(ボーディサットヴァ)という意味です。
智慧はサンスクリット語では女性名詞です。
東西約1,000メートル、南北約700メートルの敷地を持っています。
ジャータカ(本生譚/仏陀の前世の物語)のレリーフだとか、なんだのかんだの実は見どころたくさんできりがない遺跡です。
ですがこの遺跡は木の根っことの感じが一番の見どころではないでしょうか。
ケアはしていますが改修はされていません。
木の根遺跡を押しつぶしそうですが、木の根によって支えられている側面もあるようです。
以下、個人的に気になることをつらつらと、、、
上智大学アジア人材養成研究センター発行の研究調査に記載されている論文で見つけたのですが、
タ・プローム寺院の中央区画の塀の内側に93の小建築が並び立っているそうです。
崩れてしまい建物と認識できないものが数多いそうですが、
このように小建築を多く並べるのはアンコール遺跡の中ではタ・プローム以外例がないそうです。
このことからタ・プローム寺院は他とは異なる役割を担っていた寺院ではないかと推察しています。
他とは違うかも、と聞くとちょっとワクワクしちゃいます。
実際に見てみて、もしかしたら、、、の側面を感じながら鑑賞するのは楽しさが倍増しそうな気がします。
そして月間オカルト情報誌『ムー』が大好きなわたくし
タ・プロムにもあるんですよ
オーパーツが
レリーフの一つに背中に6つの突起を持つ
ステゴサウルスさながらの動物の模様が!!!
カバやサイっぽく見えますが、カバヤ際には背中に6つも突起なんてないし、、
実は馬とか牛で何かを背中にのっけて運んでるという見方もできますが、
オカルト好きとしてはオーパーツ説を支持したいです。