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7日目です。
おはようございます。
連日の移動できっと疲れがそろそろ。。
移動の車内で体力温存できるよう、日本から祈っています←
チャナッカレから車で約30分でトロイに到着です。
1998年に「トロイの考古学遺跡」として世界遺産に登録されました。
文化遺産です。
トロイだけでなくイオリスやトロイヤと呼ばれることも多いです。
イオリスは古代ギリシア語のイオニア方言の発音で、トロイは英語です。
トロイヤは古典ラテン語です。
イオリスやトロイヤという名前はギリシア神話に登場します。
歴史ダイスキですので、説明をさせていただきます。
イオリスとはギリシア神話に登場する都市です。
もともとこの(後にイオリスと呼ばれる)地を治める王がいました。
(ギリシア神話の登場人物(登場神?)の名称を多数出してしまうとわかりにくいので、ちょっと割愛しつつ説明してみます)
アトラスの娘とゼウスの子であるダルダノスがその地へやってきて、その地の王の娘と領地の一部をもらい受け都市を築きました。
王の死後、ダルダノスは元の領地と併せて、相続しました。
ダルダノスの次の次の相続者がトロースということから、この地をトロイヤと呼ぶことにしたそうです。
トロースの子、イーロスが赫赫然々あって築いた都市をイオリスと名付けました。
イオリスの子はラーオメードン、さらにその子をポダルケースと言います。
で、またいろいろありまして、
ヘーラクレースによるイオリア攻めがあり、
ポダルケースは姉、ヘーシオネーによってヘーラクレースから贖われました。
ギリシア語で買うことをプリアマイと言い、それが由来となりポダルケースはプリアモスと呼ばれるようになりました。
このポダルケースことプリアモスがトロイア戦争でギリシア軍に攻め込まれ、
トロイヤ最後の王となりました。
このトロイヤ戦争は10年続き、トロイヤ陥落の決定打となったのがトロイヤ(トロイ)の木馬です。
ギリシア軍は勇士を忍ばせた巨大な木馬を作り、平和の贈り物と偽ってトロイヤの城門を開けさせ、
躍り出た勇士が、トロイヤの王宮を焼き討ちにしたといいます。
これらはホメロスの叙事詩『イーリアス』に描かれています。
イオリスはドイツの考古学者で実業家である
ハインリッヒ=シュリーマンによって発掘がされるまで神話上の架空都市と考えられていました。
シュリーマンはチャナッカレ近郊ヒッサリクの丘ににある場所を地形的特徴からトロイヤであると検討を付け発掘を開始、
狙いは正しく遺跡を発掘しました。
この遺跡は9層からなっていて、シュリーマンは火災の形跡のあった第Ⅱ層をトロイヤだとしたが、
後の研究の結果、この層はトロイヤ戦争よりも前の時代のものでした。
ホメロスの『イーリアス』の時代とされている地層はシュリーマンによって荒らされてしまったため何ら発展はいられていません。
しかしこの遺跡がトロイヤであるという決定的な証拠もなければ、ホメロスの伝承が全く架空のものとも言えない立場にあります。
トロイヤが実在したのか、トロイヤ戦争が本当にあった出来事なのか、
はたまた年代はいつなのか、それはまだまだ議論されていて解明のされていないことですが、
伝説が事実だったりしたらとても心が躍りますよね。
今は難しいことは考えずにトロイヤの持っている(そう言われている)歴史背景を楽しみましょう。
また、この遺跡はトロイヤ文明としては4000年の歴史があります。
ホメロスの『イーリアス』の時代はその4000年からみたらほんの少しです。
9層からなるこの遺跡はそれ以外にも貴重な発見・発掘であることは間違いないですね。
はい、、えっと、、、うん、、、、です。
トロイ遺跡から約400km
約5時間をかけてイスタンブールへ出発です。
にゃんこの街ですよにゃんこの街!
次回、語尾が「にゃん」にならないように気を付けます。
宿泊ホテルは「クラウンプラザ オールドシティ」です。
ポット、あります。
お部屋はクラシカルな雰囲気でとっても落ち着いて過ごせそうです。
ターンダウンのサービスもあるとか。
個人的にはターンダウンされたお部屋の雰囲気が大好きです。