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まだまだ遡るよナイル川
テーベからは約170キロ
コム・オンボにある神殿
コムオンボ神殿です。
現在のコム・オンボはサトウキビやトウモロコシの生産が盛んとのこと。
沖縄土産でサトウキビの棒を頂いた日にはひらすら噛みついてます。
コムオンボ神殿
プトレマイオス王朝時代(紀元前305年-紀元前30年)に建造された神殿です。
珍しいことに二重神殿になっています。
他に二重神殿ってあるのかなーとそよ風くらいさらっと検索してみましたが、ヒットしませんでした。
この神殿、古いものでは第18王朝(紀元前1570年頃-紀元前1293年頃)のトトメス3世(紀元前1504年頃-紀元前1450年頃)の遺物も発見されているようですが、
現在残っているのは、プトレマイオス王朝時代(紀元前305年-紀元前30年)と、
外側となる部分や前庭はローマ時代(紀元前27-395)に築かれたものだそうです。
入口から二つに分かれていて、
右側がワニの神セべクに捧げられ、左側はハヤブサの神 大ホルスに捧げられています。
見どころはクレオパトラのレリーフやエジプトのカレンダー、
出産と医師のレリーフに・・・・・
・・・・・すみません、全部です。
出産と医師のレリーフにある医師はイムホテプです。
残念ながら上半身はなくなってしまっています。
「ハムナプトラ」に出てくるイムホテプです。
ハムナプトラではいい人ではありませんでしたが、
事実として伝えられているイムホテプは医学の神様?らしく
神官でしたが後に神格化されたとかなんとか。
イムホテプは第3王朝の人で紀元前2700年頃から紀元前2610年頃の人物です。
最初のピラミッドと言われているジェセル王のピラミッドを設計したと言われています。
ハムナプトラつながりで、スコーピオンキングが出てきますが、
史実に登場するスコーピオンキングは
黎明期のスコルピオン2世(紀元前3150年頃-紀元前3125年頃)そして第1王朝最初のファラオ ナルメル(紀元前3125年頃-紀元前3062年頃)と同一人物であると言われています。
クルーズ船でゴロンしている間にアスワンに到着です。
アスワンに着きましたが、アブシンベルまではアスワンから約280キロもあります。
まだもう少しお預けのもよう。
遠いよ