文字サイズ
ルクソールからナイル川をさかのぼること約110キロ
エドフの街です。
ここにほホルスが祀られている神殿があり、町の名前からエドフ神殿とも呼ばれます。
ホルス神殿=エドフ神殿
ホルスとはー
古代エジプトは神が融合したりなんだりしっかり理解しようとするとさっぱりわからないので
ふ~ん、そういうものなんだああああ
といつも思っております。
ホルス神はこの姿であらわされます。
ハヤブサです。
ファルコンです。
本物のハヤブサを見たことがないので、鰹か燕に見えてしまうのです。
ホルス神様 申し訳ございません。
エジプトの神々の中で最も古くからあり、
最も偉大で、最も多様化した神のひとつと言われています。
オシリス神(冥界の王として死者を裁く神と言われています。
王冠をかぶり、体を包帯で巻かれ、玉座に座る姿で描かれます。
植物神ないし農耕神としての面があるとも言われ、肌が緑色で描かれるのは植物の色を象徴していると言われます。
神の死と復活は冬の植物の枯死と春の新たな芽生えを象徴し、その性質も持たせていると考えられています)
と
イシス(アセト)神
(豊穣の女神であり、後に玉座の守護神、魔術の神などの性格も得ています。
トビあるいは背中にトビの翼をもった女性として描かれます。
頭の上には玉座が乗っています)
の
子供であり、ホルス神殿には父の仇である叔父のセトを征伐する神話が描かれています。
古代エジプトでは、ホルスは王そのものの象徴であり、ファラオはホルスの化身であり、
地上で生きる神の現世での統治者と捉えられました。
ホルス=ファラオでした。
ラーがエジプトの主神となり、ホルスはラーの息子に、つまりファラオもラーの息子に、
ホルスがイシスの息子だと言われると、ファラオの守護神に
征伐した叔父のセトを信仰するファラオが即位するとホルスとセトは習合し、
アメン信仰のファラオが即位し、ラーがアメンに吸収されるとホルスもファラオもアメンの息子になったそうな。
政治家の解釈か。
とつっこみたくもなります。
いやー、むずかしい☆
神様は自分たちに都合よく★
心のよりどころとして背中を押してくれて、見守ってくれていると思えればぜーんぶok☆
ステキ☆
で、ホルス神殿に戻りまして、
この神殿はプトレマイオス朝(紀元前305年-紀元前30年)のプトレマイオス3世(紀元前246年-紀元前222年)によって
紀元前237年に始まり、
約2世紀後のプトレマイオス12世(紀元前80年-紀元前58年/紀元前55年-紀元前51年)が紀元前57年に完成させた神殿です。
エジプトで最も保存状態のよい神殿といわれています。
他の神殿や建造物より新しいということもありますが、
川の沈殿の層の下12mの深さに埋没すること数世紀。
そのほとんどが無傷で残っている所以です。
イスラム教徒がお顔を削ってしまったりしていますが。
こちら、お猫様がたくさんいらっしゃるとの情報がございます。
古代エジプトではお猫様は神様ですし、イスラム世界でもお猫様は大事にされてますし。
あぁお猫様
人間がお猫様を崇め奉る歴史は数千年、いや万年前からだったのでしょう。
わたくしめ、しっかりその遺伝子が刻まれております。
せっかくホルス神が出てきたのに、ホルスの目に触れないのはいかがかと思うので(個人比)
あたりさわりのないところだけ。
(なんたって私は『ムー』が好き)
古代エジプトでは太陽と月はハヤブサの姿あるいはハヤブサの頭部をもつホルスの両目とみなされてきました。
そのうち、右目と左目は区別されるようになり
左目はウアジェトの目と言われ月の象徴、
右目はラーの目といわれ太陽の象徴とされました。
ウアジェトの目は満ち欠けする月の象徴であり、
欠けた月が再び満ちるように「失ったものを回復させる」などという意味があります。
以上となります
(本当はラーの目は松果体だとか、エジプト式分数を表していてどうとか、古代エジプトって本当はヤバイ(語彙力)時代です。
もう遺跡関係ないので涙をのんでこれまでにします)
次回コム・オンボのとってもめずらしい遺跡
アスワンまであと少し!
です。